【 Character data 1 】


味方サイド  敵サイド  中立サイド 



東木 遙(ひがしき はるか)
 

■性別: 女

■年齢: 15

■獣人種: キメラ

■出身地: 黎峯


本編の主人公。元は近所の公立高校に通う、ごく普通の学生。

ある日、裏で違法な遺伝子研究を行っている世界的製薬企業Genom Project Company(GPC)に拉致されてしまい、「獣人」という異形の存在へと変身する能力を植え付けられる。

拉致された後に、理由は定かではないものの、何者かの手を借りてGPCの研究機関から脱出を果たしており、自由を獲得した状態で獣人としての覚醒を遂げる。
だが、獣人種の中でもキメラという特殊な遺伝情報を受け継いだ遙は、その希少価値を狙われてGPCに追われることとなってしまった。

獣人化手術の副作用か、GPCで捕らわれている間の記憶が無く、それが原因で戸惑う事も多い。
その上、不完全な状態で放棄されていたために完全な獣人化が出来ず、現在の獣人化時においては両腕のみの変化となっている。

しかし、獣人の中でもずば抜けた代謝機能を有し、微細な傷であれば例え人間形態時でも短時間で回復させることが可能。
キメラ獣人の試作体でありながらも、遺伝子同士の同化率は高く、不完全でありながらも一切拒絶反応が現れない稀有な存在であり、潜在能力は計り知れない。

性格は温和で少々天然な一面を見せるが、一度怒ると中々収まらない性分であり、皆を引き摺ってしまう事も。





ガーク / Gark
 

■性別: 男

■年齢: 18

■獣人種: オオカミ

■出身地: ロムルス


ロムルスの一角にある東洋街の出身であり、見た目や性格に合わず絵画や彫刻などの芸術を好む青年。

規律の厳しい家柄に嫌気が差し、親元を離れて一人暮らしをしていたが、学校の帰宅途中でGPCに拉致され現在に至る。

性格は短気で調子に乗りやすいが、自分の仲間を大切にしようとする優しさを持ち合わせる。自分より幼い遙をからかっている場面もあるが、それは彼なりの気遣いのようだ。
相棒のフェリスとは性格や考えの違いから衝突し合うことが多く、怪我をする事は日常茶飯事。

普段は皆を強引に引っ張る程の大胆さを見せ付けているが、獣人にされた後に一度、故郷に戻った事があり、その際に大切な人を亡くした事が大きなトラウマとなっている。それが原因で自らの胸の内を話す事を酷く嫌う。

獣人化後の容姿はオオカミ。やや直感に頼った戦い方をするものの、敵を素早く仕留める速さと力の双方を兼ね備えている。





フェリス / Felis
 

■性別: 女

■年齢: 23

■獣人種: ヤマネコ(上位種)

■出身地: オーセル


元はオーセルの田舎にある孤児院に住んでいたという女性。

前向きで常日頃から笑っているが、胸の内は強い意志を秘め、他の仲間に対する面倒見も良い。

マイペースに動きつつも周りに目を配り、どんな人にも明るく接しようとする、人見知りの無い性格の持ち主。ガークとは獣人にされて以来の親友で、しばしば口論をしているものの心の内では彼を信用している。

しかし、心を許した相手にも自分の経歴については殆ど話そうとしない。孤児院にいたということも本人談であるが、日頃の性格故に本当かどうかは不明。

獣人化後はヤマネコの獣人となるが、強い敵が相手であっても遙と同じ様に両腕のみの獣人化に留めて戦う。
また、普通の獣人よりも強靭な上位種の獣人のため、その能力は華奢な体型からは想像出来ない程強力な力を秘めており、自己治癒能力も非常に高い。





レオフォン / Leophone

■性別: 男

■年齢: 53

■獣人種: キメラ

■出身地: 黎峯


獅子の容姿に蝙蝠の翼を持つキメラの獣人。

絶対不可侵区域に閉じ込められた獣人を支援する人物であり、通称「EV」と呼ばれる組織に所属している。

獅子と蝙蝠を組み合わせたキメラ研究の被験者とされてしまった末、獣人の失敗作である狂獣人にならずに済んだものの、代償として人間の姿に戻る事が出来なくなってしまった。そのため常に獣人化した容姿を保っており、その姿は圧倒される程の威厳を漂わせている。

性格は厳つい見た目に似合わず温厚で、父性の強い人柄。どんな人からも慕われるカリスマ性も持ち合わせており、仲間から絶大な信頼を受けている。
GPCに拉致された経緯などはよく分からないが、少々影のある雰囲気を持ち、何かと遙を気遣う面が見受けられる。

キメラ獣人の成功体とは言えずとも、その能力は凄まじく、殆ど一撃で敵を沈める程の力を持つ。
得意ではないものの、飛行能力も有しており、数km程の距離なら軽く飛行する事が可能である。





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